お道の言葉を改めて学ぼう
天理教の中でよく使われる言葉を教内の書籍から抜粋して改めて学んでいきます。今回のテーマは立教187年天理教青年会の基本方針「心を澄ます毎日を。」のサブテーマである「ほこりを減らし、誠を増やす」から誠について学んでいきます。
「誠」って何?
天理教では、たびたび誠や誠真実という言葉が使われます。今回は『信者の栞』から誠真実の項目の冒頭を抜粋します。
”誠真実というは、たヾ、正直にさえして、自分だけ慎んでいれば、それでよい、というわけのものじゃありません。誠の理を、日々に働かしていくという、働きがなくては、真実とは申せません。そこで、たすけ一条とも、聞かせられます。互い立て合い、扶け合いが、第一でございますによって、少しでも、人のよいよう、喜ぶよう、救るように、心を働かしていかねばなりません。そこで八つのほこりも、わが心につけんばかりでなく、人にもこのほこりをつけさせぬように、せにゃなりません。まず己がほしいものならば、人もほしいにちがいない。人にほしいという、ほこりをつけさせまいと思えば、わがものもわけさして頂くようにし、一つのものは半分わけても、ほしいのほこりを、つけさせぬようにするのが、真実、誠のはたらきです。”
青年会長の中山大亮様はお話で、誠を説明する際にたびたび「人のよいよう、喜ぶよう、救るよう」という言葉を引用されます。誠って何って考えると難しいけど、どうしたら相手に喜んでもらえるか、相手にとって良いものになるか、相手に助かってもらえるかと考えることが重要な気がしますね!